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るべれてん 【 saylus : [根性] 】

[ジョブ]
サラリーマン
フリーライター
見習いカトリック信徒
エクソシスト

[レベル]
21

[称号]
割愛

[HP]
2051 / 5634

[MP]
315 / 645

 

 

 

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 ルカはまだ、崩れた神殿に居た。ただじっと、光を一身に浴びるルークを見据えて。

「ちょっとだけで、いいんです……」

 くるぶし程までの深さしかない泉に、右足を浸す。ちょっと冷たい、とルカは思った。

「力を、ほんの少しだけ、人を守れる力を、下さい……」

 ぴちゃん、ぴちゃん、ぴちょん、ぴちょん。
 ルカが歩くたびに、浅い泉の水は音を出しながら波紋を広げる。

「大事な人を守れる、強い力を……あたしに、下さい……」

 中央までたどり着いたルカは、黒のルークを手に取って頭上に掲げる。

「我、汝と盟約を交わし、汝と同期す。ルカ・ドルバードの名において……」

 ルカがそう言った途端、黒のルークは今まで浴びてきた光を一気に反射するかの様に
光り輝き始めた。途端、ルカの体は黒のルークに吸い込まれる様に消えたかと思うと、
黒のルークの影形は無く、そこには黒き竜が一匹、焔を軽く吐きながら佇むだけだった。

『ワレ ナンジトメイヤクヲカワシ ナンジトドウキス』

 黒き竜はそう呻き、暗紫の翼をはためかせながらフルフトリドの丘を飛び去っていった。

『ワガホノオ セカイヲヤキツクスタメニ ソンザイス』

 黒き竜は一直線にデルリフェルツへ向かい、肺一杯に空気を吸い込んでデルリフェルツ
めがけて焔を吐き出した。
 その様子を走りながら見ていたエルニャは、思わず立ち止まって振り返った。

「ルカ、デルリフェルツが危な……」

 てっきり後ろを走ってきているとばかり思っていたエルニャは、ルカが居ないと知って愕
然とした。

「ルカ…………?」

 遠くを見渡しても、ルカの姿は無い。エルニャは苦虫を噛み潰したような顔で、港町デルリ
フェルツへと再度走り出した。
 ルカはきっと大丈夫。きっと途中で転んで、ちょっと休んでるだけだ。そうエルニャは思い
込む事にした。





 エルフェスは腹這いになって、下を見つめていた。それに習ってグラスティも、エルフェス
の隣に腹這いになって下を見つめていた。

「鎧が汚れる。さみぃ。腹減った。昼メシ食ってねえ。喉乾いた。何か飲みてえ」
「酒でも飲むか?水筒に入れたまま半年位腰にぶら提げているのだが」
「まだ天の国とやらに遊びに行く気はねえから遠慮しとくぜ」
「そうか、残念だ」

 昼食を食べそびれたエルフェスは、機嫌がすこぶる悪かった。昼食中に呼び出されたグ
ラスティもまた、機嫌がすこぶる悪かった。が、仕事中なのでぶちぶちと文句を言いながら、
パラディン十二騎士ご一行様の到着を待っていた。

「全く、食欲だけには忠実な親子だなあ」

 とろんとした眠そうな目つきで、グラスティの妖精ジョナサンはぼやいた。

「食わねえと死ぬだろ」
「そんな、一食くらい抜いても大丈夫だと思うんだけどなあ」
「その一食を途中でお預けにされれば、はらわたが煮えくり返るようではないか?」
「食べそびれたエルフェスよりはマシだと思うんだけど」
「だよな?ジョナサン兄もそう思うよな?!」

 良き理解者を得たエルフェスは、水を得た魚とばかりに勢いよく起き上がって目を輝か
せる。

「そうそう。グラスティは贅沢を言い過ぎるんだよ」

 眠そうな目を崩す事無く、ジョナサンはエルフェスに同意を示す。

「食事中に席を立つとは、マナー違反だろう。食事マナーすら守れぬ様な輩に成り下がった
暁には、もう永久に女性に振り向いて貰えないだろう?」
「オレとしちゃそっちの方がいいと思うんだけどな」
「同感同感」

 ジョナサンが二、三度頷いた後、エルフェスは満足気な顔をしながら再度腹這いになっ
て、ペパン王国からの客を待とうと身構えた。
 その時、丁度右手にあった港町デルリフェルツから、叫び声や獣の咆哮が聞こえてきた。
 同時に、建物が燃えて崩れる音が静かに、鋭く響き渡る。

「何だ?!」

 エルフェスがそう叫んでデルリフェルツの方向を見遣ると、空に黒い点が飛び回り、その
黒い点がデルリフェルツを焼き尽くしていた。

「なっ、ありゃあ何だ?!」
「わからん。が、確かめに行くに越した事は無いだろう。行くぞ!」

 グラスティがそう言うや否や、近くの木に結わいていた馬に跨って全速力で駆けて行った。エルフェスもグラスティを追うようにして、馬の背に跨った。
 何か、嫌な予感がする。港町デルリフェルツを何かが焼き尽くしていると言う時点でかな
り嫌な事態なのだが、他にもまだ嫌な事態が重なっていそうだ、と思ったエルフェスは、無
意識の内に左腰に携えているクレイモアの鞘を汗ばむ左手で強かに握っていた。



 黒い黒い、悪魔の咆哮。
 響き渡るは子供の泣き声、怪我人のうめき声、建物の焼け崩れる音。そして、エルフェス
自身の溜息。

 ―― 町に戻れなんて、言うんじゃなかった。

 教会、エルニャの家、エルフェスの家。
 エルフェスは思い当たる場所を片っ端から馬に跨って見回ったが、全てがほぼ焼け落ち
ていた。
 中に居た者は全員焼け死んだか、焼け落ちた建物に潰されただろう。

 ―― もしかしたら、エルニャも。

 エルフェスは思わず腰の剣帯にしっかりと結わいてあったクレイモアを抜き、右手にしっか
りと握って左手で馬の手綱を引き始めた。

 ―― 早くオヤジを探して、諸悪の根源をとっちめねえとな。

 そうエルフェスが思った刹那。

「“風よ 我が盟友に汝が翼を貸し与えよ”」

 途端、エルフェスの足に春風が集まり、ふわっと軽くなった。

「“サクス・テスタメント”」

 急いで後ろを振り返ると、馬から降りたグラスティが抜き身の剣を掲げて立っていた。
 そんなグラスティに向かって盛大に溜息をつきながら、エルフェスは声をかける。

「魔法かけンなら、言ってからかけてくれよ。驚くだろ」
「時は一刻を争うのでな。お前もとっとと馬から降りろ。そっちの方が早いだろう」

 全く悪びれた様子も無く、グラスティは抜き身のブロードソードをそのままに肩を竦めて
答える。

「へいへい。で、お客さんはどちらに?」

 エルフェスがおどけてグラスティに問いかけた直後、右側にあった建物がごうっと音を立
てて崩れ落ちた。
 そして、その上には。
 灼熱の焔を吐き、暗紫色の翼をはためかせる黒い大きな影が一つ。
 口元で、愉しげに焔を踊らせながら。

「ご丁寧にも、ここまでご足労頂いたようだな」

 エルフェスは藍色のサーコートを翻して、馬上から降りる。エルフェスが馬から降りるや
否や、馬は大きく嘶いてどこかへ走り去ってしまった。

「ったく、ご苦労様なこった。デルリフェルツのすみっちょまで、例外無くこんがりと焼いて
くれた上に……」

 エルフェスとグラスティは静かに目の前の黒き竜を見据えながら、クレイモアとブロードソ
ードを構える。

「オレらにご挨拶しに来たってーワケだ」
「こんなバケモノをエルフェスの嫁と認めるには、いささか躊躇せざるを得んな。『ウチの息
子は渡さ~ん』と叫んでもいいか?」
「安心しろ、金積まれても願い下げだ。『おムコに行きたくな~い』とでも言って、自室に引
きこもるぜ」

 タイユフェール親子は軽くジョークを言い合いながら、目の前の黒き竜へと突撃するタイミ
ングを伺っている。
 黒き竜は強かに羽ばたきながら、タイユフェール親子を見据えている。
 ふいに、黒き竜は大きく息を吸った。それが攻撃開始の合図だった。

『うらァァァッ!!』

 踵は大地を一蹴し、各々が構える剣の刃先は勢いよく空を切った。
 タイユフェール親子と黒き竜の距離はグラスティの唱えた魔法の恩恵もあって、一気に
縮まる。
 エルフェスは力いっぱい、黒き竜の首筋にクレイモアを振り下ろした。
 グラスティは勢いよく、黒き竜の顎を横一線に切り裂こうとした。
 が。
 黒き竜の鱗は固く、二人の剣は響き渡る金属音と共に、ほぼ同時に弾かれた。

「な、何だぁ?!」

 エルフェスは無意識の内にそう叫んでいた。一方のグラスティは怯む事無く、勢いを殺さ
ず即座に黒き竜の眼めがけて、ブロードソードを突き立てた。

 ―― やりおったな?!

 途端、思惟が二人の中に直接入り込んできた。
 敵の強固さと流れ込んできた思惟によって、エルフェスは驚きの余り立ち竦んだ。
 対してグラスティは無表情に黒き竜を一瞥した後、自らの魔法によって加速された足
で急ぎ間合いを取る。

「エルフェス、離れろ!」
「…………?!」

 グラスティより一喝された事により正気を取り戻したエルフェスは、やけくそにクレイモア
を黒き竜の横腹に突き立てた。
 が、堅い鱗のせいでまたもや弾かれたクレイモアの勢いそのままに、エルフェスは急いで
十分な間合いを取る為に後ずさる。

「何だぁ、このやったら堅ぇヤツ……」

 エルフェスは誰にとも無く呟いたつもりだったが、グラスティに聞こえていたようだった。

「恐らく、あの三悪魔の一匹“ベルゼブル”だろう。焔を吐いたり空を飛んだり……」

 グラスティは汗ばんだ手で、剣を構えなおす。

「何より、腹の中から真っ黒だからな」

 そう言ってほくそ笑んだグラスティは、黒き竜の持つもう片方の眼も潰そうと走り出した。

「こいつがへばったら漂白剤をたらふく飲ませて、腹ン中から真っ白にせにゃなんねえな」

 ククッ、とエルフェスは喉の奥で苦笑を漏らして、力いっぱい地を蹴った。
 エルフェスはクレイモアを大きく振りかぶって、黒き竜の首筋に落す。
 グラスティは先程潰した左目と反対側、エルフェスの居る右目を潰しにかかった。

「やったか?!」

 エルフェスの振り下ろしたクレイモアは、またもや弾き返された。
 しかしグラスティが黒き竜に突き立てたブロードソードは、ベルゼブルの右目を貫いていた。
 全てが、同時だった。
 一瞬の内に黒き竜の両目を潰した事を確認したタイユフェール親子は、急ぎ間合いを
取った。
 それと同時に黒き竜は、両目を貫かれた痛みにより甲高い声で鋭く叫びながら大きく羽
ばたいて、空高くに消えた。
 近衛騎士長とリット王国副兵団長は、その様子を尚も剣を構えたまま目線だけで追った。

「おーおー、お外が真っ暗だと知ってやっとお家に帰りやがったか」

 エルフェスは黒き竜をそう揶揄し、剣を鞘に収めた。

「我らのロマンスと言うシャトーに帰ったのだろうな。永劫ロマンスの中に引き篭もって頂
ければ、有難いのだが」

 グラスティもエルフェスに負けず劣らずの揶揄を返し、剣を鞘に収めてエルフェスに向き
直った。

「エルフェス、怪我は無いか?」
「ああ、足をちっと焼かれた。ミディアムレアで手加減してくれたけどな」

 そう言ってエルフェスは、眉を顰めつつ右足を軽く擦った。

「そうか。ならば唾でもつけておけばすぐ治癒するだろう」
「回復魔法かけてくれよ」
「億劫だ」

 本気で億劫そうに盛大に肩を竦めたグラスティに対して、エルフェスは噛み付いた。

「おい!カワイイ息子が怪我してるってのに、オヤジは見捨てンのか?!」
「はて、わたしの目にはドラ息子に見えるのだが?近衛騎士長なぞになりおって。そんな
に敵と面と向かって戦うのが怖いのならば、ハナから兵と言う職を選ぶな。職さえ選べば、
兵でなくとも女性にモテるぞ?」
「好きで近衛騎士長なったんじゃねえ!パワハラだ、パワハラ!オヤジと一緒にすんな!」

 髭を撫でつつほくそ笑んで喚き散らすエルフェスを眺めていたグラスティは、急にとろんと
した眠そうな目になって、

「“剣よ 我が盟友を癒せ“」

 と呟いた。
 エルフェスは大人しく怪我をした足を差し出し、ジョナサンは剣をエルフェスの右足に当
てて低く呟く。

「“リスティクゲッシュ”」

 軽く火傷をした右足に、淡い光が宿る。
 それと同時にエルフェスの熱を持った右足から急速に熱が取れ、エルフェスの火傷は完
治した。

「サンキュ、ジョナサン兄」

 エルフェスは治癒した足の調子を確かめる為に、トントン、とつま先で軽く地面を蹴った。

「全く、女性だけに親切にしてさ。“目の前で助けを請う者に手を差し伸べよ”とは、ドコの王
国兵団の鉄則でしたっけ?」
「はて、助けを請う者などドコに居たかな?」

 暗紫色の目を意地悪く細めて、グラスティは言った。

「王都クェードに帰ったら、いの一番にオヤジを眼科か耳鼻科まで強制連行だな」
「ああ、文字通りグラスティを乗っ取ってでも連れて行った方がいいかもね」
「失敬な。わたしの目は女性を口説く口実を見つける為にあるのだよ」

 グラスティは栗色の髭を擦りつつ、胸を張って自慢気に言い放った。

「その目ン玉くり抜いて、新しい目と取っ代えた方がいいと思うぜ」
「同感同感」
「全く、親不孝な息子とラッカイ不孝な妖精が居たものだな」

 グラスティはジョナサンとエルフェスの猛攻撃を軽く受け流し、髭を擦っていた右手を腰に
回した。

「で、エルフェスの未来の花嫁は見つかったのか?」

 エルフェスの表情が、一瞬曇った。

「いや、まだ見つかってねえ。死んだかもしれねえし、ひょっとしたら生きてるかもしれねえ」
「ならばとっとと探して来い。孫の顔を拝めなくなるではないか」
「ケッ、言われなくったって探してくるぜ」

 そう言い捨てたエルフェスは、踵を返して教会の跡地へ向かった。
 エルニャの家は全壊していて、探すのが不可能だったからだ。

「オヤジも、瓦礫の下敷きになんねえように気をつけろよ」

 グラスティも踵を返して、深紅のサーコートを翻した。

「ああ。そうならぬ為にも、メルメラ峠から兵を何人か集めねばな。ペパン王国からの上
客より、こちらの事後処理の方が大事だろう」
「そうだな。そっちの方は頼んだぜ」

 そう言ってエルフェスは、面倒そうに肩越しに手を振った。

「オレもエルニャの消息が知れたら、メルメラ峠に戻っから」
「ああ、いい報せを期待しよう」

 エルフェスはその返事に対して、グラスティに顔を見せる事無く歩きながら少し俯いて、
口の端を少し上げた。
 きっと、エルニャは生きているだろう。彼女の傍に居た、旅人のルカも。
 どこかに隠れているのかもしれない。もしかしたら、まだデルリフェルツに着いて居なかっ
たのかもしれない。
 エルフェスには、そんな予感がしていた。
 エルフェスはポケットに両手を突っ込み、エルニャの名を呼ぶ為に軽く息を吸った。


 それと、同時だった。
 本当に、一瞬の出来事だった。
 エルニャの名を呼ぶ為に、エルフェスは胸いっぱいに息を吸った。
 途端、エルフェスが思わずしりもちをついた程、強い強い風が吹いた。
 エルフェスの鎧はがちゃん、と音を立てて地面とぶつかり、クレイモアは地に寝そべった。

「いってえな、一体何が……」

 エルフェスの言葉はそこで途切れた。
 目の前に、赤い滴が一滴、二滴。
 ひっきりなしに鉄臭いそれが落ちてきて、紅いラインを描き始める。
 紅い滴と線はゆっくりと目の前に移動し、そして。

「…………ッ?!」

 目の前で羽ばたく黒き竜は、栗色と金と深紅の物体を咥えていた。
 顔に微笑を浮かべ、目を閉じ、まるで安らかに眠っている様だった。
 それは胴体から引きちぎられていて、分割された鎧の色は金色。
 そして、裾が引き千切られているサーコートの色は……

「オヤ……ジ………?」

 エルフェスは信じなかった。
 しかしその一方で、頭の片隅では漠然と信じていた。
 栗色の髪、栗色の髭、金色の鎧、深紅の引きちぎられたサーコート。
 それらが意味する事は、かつて“これ”がグラスティ・タイユフェールと呼ばれていた事。
 また、ジョナサン・ジャックレムとも呼ばれていた事だった。

「て、てめえ、オヤジ……を………?」

 先程までしりもちをついていたエルフェスはよろけながら立ち上がって、無意識の内にクレイモアを抜いた。
 しかしそれを構えるともなく、ただ抜き身の剣を右手に呆然と立ち尽くすだけだった。

 ―― オヤジ、嬉しそうだな。

 エルフェスはぼんやりとした表情のまま、未だ黒き竜の口に咥えられている“これ”を見つ
めていた。


 これはきっとオヤジだ。いや、それにしても余りに美しいよな。このオヤジに似た“これ”は
きっとオヤジが魔法か何かで造り出したもので、オレをおちょくる為に造ったんだろうな。
畜生、あのキザオヤジ。まんまと罠に引っかかっちまったじゃねえか。胸糞悪ぃ。今度、利
子三倍のトイチで返済してやんねえとな。いや、返す必要なんか無いんじゃねえか?だっ
てオヤジは目の前に居る。笑ってる。声を出さずに、静かに。優しく笑ってる。だって、目
の前の“これ“は…………



 エルフェスは掌に若干付着していた赤い滴を、静かに口に運ぶ。
 鉄の味がする。不味い。でも、まだ固まっていない。
 これは何だ?
 マジでわかんねえのか?
 いや、オレは流石にそこまで莫迦じゃねえ。
 これは、これは……そうだ、これは……。


「―――ッ!」


 エルフェスは声にならぬ雄叫びを上げながら、未だ魔法の消えぬ足で勢い良く黒き竜に
飛びかかった。
 黒き竜は加えていた“これ”を脇に放り投げて応戦する。
 エルフェスは、投げた先に柱か何かがあったら痛えじゃねえか。もうちっと丁寧に扱えよ、
と思った。
 しかし、その思いも“グラスティは死んだ”と言う現実によって、杞憂として処理される。
 この黒いヤツは。黒い竜は。オヤジを。グラスティを。ジョナサン兄を。そして、もしかしたら
あのお転婆小娘を・・・・・・。
 母さんを、俺から全てを、残らず奪っちまったんだ。
 許さねぇ、許さねぇ、ぜってぇ、許さねぇ・・・・・・ッ!!
 
 エルフェスは怒りに任せて、剣を牛の角の様に構えて口を大きく開けている黒き竜目掛けて
突進した。
 刺し違えてもいい、俺から全てを奪ったヤツの全てを奪ってやる。
 その一つだけを、強かに思いながら。





てきとーにちょんぎったけど、ここまでしか書いてないのよね。
久々の更新です。あんまし面白くないから、ここでお蔵入りさせようと思ってます。
グラスティに哀悼の意を。
2008.02.21(15:50)|新生ふぁいてぃんぐ!コメント(0)TOP↑
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【GID治療】
男ホル注射さぼってます。
理由は、お外に出ると一日中頭痛と吐き気が止まらないから。
生き残りたい。

【スペック】
生年月日:平成元年4月28日
年齢:今年で22才
性別:フツーの兄ちゃん
その他:条件、眼鏡等。但しAT車に限る。
身長:ちみっこい
体重:一ヶ月で10kg痩せた
性格:
自称、ただのにーちゃん
他称、悪人、変態、など様々である。

【好きなもの】
おっさんキャラ。特にFF7のシドとうたわれのクロウとFFTのダイスダークは別格。ゼノギアスのジェサイアとシタン先生も好き。
ガタイのいい男キャラ
パラディン/クルセイダー
ROの女プリースト系のスリット
及び、女教授のふんどし。
アルベール・カミュ作品全般
シャルルマーニュ伝説
エッダ、カレワラ、ケルト神話。
ゼノギアスとFF全般
ベルセルクとクレイモア
3と9と11と10-2,12はやった事が無い。
FFTのダイスダークはおれの兄。シドルファスは俺のパパン。
アルルゥとアグリアスたんとゼノギアスのマリアたんとマルーたんと雛苺はおれの嫁。
誰が何と言おうと、死んでもアルルゥと雛苺だけは誰にも渡さん。
チェスも好き。紅茶も愛してる。
アールグレイとダージリンとセイロンウバとアップルティーとカモミールティーは最高だ。

【嫌いなもの】
和風スイーツ(笑)ほぼ全て。きなことかもう大嫌い。
とろけるチーズ嫌い。でもピザのチーズはセーフ。
チーズハンバーグとかチーズバーガーとかはアウト。
後、SFモノの作品もあまり好きじゃない。
和風ファンタジーもあまり好きではないかな。
後、女性の立場を上げよう!って団体も嫌い。もう十分じゃねーか。

正直どちらかと言えば和食派。
肉より魚派。
揚げ物より煮物派。
東京で行ってみたい所は浅草。
旅行に行きたい所は京都。テラへ。
半年以内に叶う夢は甲斐性のある男になる事。
これから先の夢は子供を持つ事。
野望は生涯焼きそばとスパゲッティーとさばみそへの愛を貫く事。しいたけも大好きだよ。愛してるよしいたけ。

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