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るべれてん 【 saylus : [根性] 】

[ジョブ]
サラリーマン
フリーライター
見習いカトリック信徒
エクソシスト

[レベル]
21

[称号]
割愛

[HP]
2051 / 5634

[MP]
315 / 645

 

 

 

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 ざまぁ見ろ。
 俺は教会の冷たく固い石壁に背を凭せ掛けながら、暗紫のマントを引き摺るクソ野郎にほくそ笑んだ。
 そいつは俺の手の届く所まで歩み寄った後、静かに両手を差し出した。
 そんなヤツに対し俺は無性に腹が立って、そいつの顔を張り飛ばした後、馬乗りになってぐぅの音も
出ない位に殴ってやった。
 ヤツは両手が自由であるにも関わらずちっとも抵抗して来ないから、俺は更に腹が立ってそいつの腹を
おもっきし踏みつけて、スパイクのついた靴で踏んでやった後、俺はヤツの首と両手に鎖を付けた。
 
 ヤツの首にかけた鎖を力任せに引きながら、俺は思う。



 こいつは、とんでもねぇ大罪人だ。
 何度殺しても、殺し足りねぇ。




 こんな薄汚ぇ野郎が奪ったモンは、こいつの命一つだけでは到底足りないのだからな。









 俺は、小さい頃から騎士に憧れていた。
 敵兵の首を血の海に沈め、全身が紅一色になる程返り血を浴びても尚、剣を振りかざす騎士に。
 数多の敵兵を殺め、皆から口々に英雄と讃えられる騎士に、憧れていた。

 しかし、俺はそんな騎士とは遠く掛け離れていた。
 俺は毛皮商の息子で、将来は毛皮商を継ぐか、狩人になるか。
 俺にはその二択しか、与えられていなかった。



 ある日俺は、ふとした事で人を殺す事を覚えた。
 国を守り英雄になる為ではなく、たった一人を守り感謝される為に。
 確かにその時は、人殺しに対する嫌悪感はあった。
 が、それ以上に、人から感謝される事が嬉しかった。
 だからだな、俺は人に感謝される為に人を殺すことに決めたんだ。



 俺は、彼女に隷属する事を誓った。
 彼女もまた、俺に隷属する事を誓った。
 俺は、彼女に褒められる為に人を殺す。
 彼女は、自らに力を与えてくれる代わりに俺を褒める。
 これは、双方合意の上での公正な取引だ。
 俺は俺の目的を果たす為に。
 彼女は彼女の欲望を果たす為に。






 力が無いヤツに、とやかく言う権利はねえ。
 彼女の方針に異議を唱えるヤツは、片っ端から殺してやった。
 ああ、ヤツらは口々に俺に呪いの言葉を吐いて、死んでいったさ。
 俺にはそれが、背筋がゾクゾクする位に甘美な言葉に聞こえた。
 死ぬほど俺を憎んで、俺の力に屈して、死んでいくんだ。
 それ以上の快楽があるか?

 俺と、彼女に楯突くモンは全員殺してやった。
 もうすぐ、この世界は俺と彼女のモンになる。
 無意味に分裂していた国は、俺と彼女の所有物って形で一つになるんだ。
 どっちにとってもオイシイ取引、だろ?
 もう無駄な言い争いはしなくてもいいんだ。
 もう無駄な殺し合いはしなくてもいいんだ。
 なぜなら、無益な争いをしたヤツは片っ端から殺してやったからな。




 この世界が、俺と彼女の物になった日。
 そうだ、あの日だ。
 この薄汚いヤツが、俺たちからこの世界を奪ったんだ。



 俺らより強い力を持ったヤツが居る?
 そんなこた認めたくはなかった。
 ヤツだって、一人じゃなよなよした只の中年オヤジじゃねえか。
 俺は、一人でも事は起こせる。
 彼女も、一人でも事は起こせる。
 それだのに、他人に縋らなければ事が起こせないこいつが。
 俺らより、強い力を持っているなんて認めたくはなかった。


 『この処刑に異議を唱える者は、この場で直ちに私の首を刎ねるがよい』


 ヤツはそう叫んだが、誰も動こうとはしなかった。
 俺ですらも動けなかった。
 殺してやりたかったが、今こいつを殺すのは得策ではない。
 俺はこいつに対する憎悪で目をぎらつかせながら、こいつに頭を垂れた。




 ヤツが自国に帰ってから数年後。
 時は来た。
 俺は真っ先に当時のヤツに異議を唱え、ヤツを殺せと叫び続けた。
 ヤツが居る限り、永遠に平和も和解も無い。
 王制は圧制だ。
 王なんか居なくても国は動く。
 力の無い英雄なんざ、お払い箱なんだよ。






 俺は口の端を上げて、頭を垂れたヤツを見下ろす。
 幾度も俺に殴られたヤツは、頭を上げる事ももう限界なのだろう。
 首につないだ鎖を天井に結わえ、ヤツの首を無理矢理に持ち上げた。




 俺は笑い出したい衝動を必死に抑えて、ヤツの首に斧槍を振り下ろした。























あ、いけね、こいつの名前出すの忘れてた。
実際は決めてないんだけどね。




タイトルからも判る通り、前編と一対になっているお話です。
前編の騎士は、主君に戦争の恐ろしさを伝えた結果のお話。
後編の騎士は、主君に戦争の素晴らしさを伝えた結果のお話。
まさに正反対の騎士のお話です。




でも、後編の騎士にも罪意識を持たせるつもりだったのに。
何でこんな風に好戦的になったんだ?
ワケがわかりません。



中編で好戦的ではない前編の正反対な騎士でも書こうか。
お兄さんちょっとそう思いました。





でも、何であらすじだけで纏めたんだろう。



2008.06.19(23:36)|分類忘れコメント(0)TOP↑
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Author:saylus
【HN】
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最近は浩介とも名乗ってます。

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ニート。
病気療養中、とも言う。
とは言いつつも、ゲームシナリオを書き続けAIONをし続ける日々。
すごく・・・謎ニートです・・・。

【GID治療】
男ホル注射さぼってます。
理由は、お外に出ると一日中頭痛と吐き気が止まらないから。
生き残りたい。

【スペック】
生年月日:平成元年4月28日
年齢:今年で22才
性別:フツーの兄ちゃん
その他:条件、眼鏡等。但しAT車に限る。
身長:ちみっこい
体重:一ヶ月で10kg痩せた
性格:
自称、ただのにーちゃん
他称、悪人、変態、など様々である。

【好きなもの】
おっさんキャラ。特にFF7のシドとうたわれのクロウとFFTのダイスダークは別格。ゼノギアスのジェサイアとシタン先生も好き。
ガタイのいい男キャラ
パラディン/クルセイダー
ROの女プリースト系のスリット
及び、女教授のふんどし。
アルベール・カミュ作品全般
シャルルマーニュ伝説
エッダ、カレワラ、ケルト神話。
ゼノギアスとFF全般
ベルセルクとクレイモア
3と9と11と10-2,12はやった事が無い。
FFTのダイスダークはおれの兄。シドルファスは俺のパパン。
アルルゥとアグリアスたんとゼノギアスのマリアたんとマルーたんと雛苺はおれの嫁。
誰が何と言おうと、死んでもアルルゥと雛苺だけは誰にも渡さん。
チェスも好き。紅茶も愛してる。
アールグレイとダージリンとセイロンウバとアップルティーとカモミールティーは最高だ。

【嫌いなもの】
和風スイーツ(笑)ほぼ全て。きなことかもう大嫌い。
とろけるチーズ嫌い。でもピザのチーズはセーフ。
チーズハンバーグとかチーズバーガーとかはアウト。
後、SFモノの作品もあまり好きじゃない。
和風ファンタジーもあまり好きではないかな。
後、女性の立場を上げよう!って団体も嫌い。もう十分じゃねーか。

正直どちらかと言えば和食派。
肉より魚派。
揚げ物より煮物派。
東京で行ってみたい所は浅草。
旅行に行きたい所は京都。テラへ。
半年以内に叶う夢は甲斐性のある男になる事。
これから先の夢は子供を持つ事。
野望は生涯焼きそばとスパゲッティーとさばみそへの愛を貫く事。しいたけも大好きだよ。愛してるよしいたけ。

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