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るべれてん 【 saylus : [根性] 】

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ぴーすふるららばいの外伝です。
こないだは西のライサント王国だったから、今回は対角線上に位置するジークスロイド公国より。
カッチェルエイのラスティさんから哀を込めて。



因みに、丁度一年くらい前に書いたモノなんで、文章が稚拙過ぎたり文体がキノっぽかったり
キャラの名前を全く出してないのは仕様です。


騎士さんがエステフェさんで、お婆さん騎士がラスティさんだと思う。










カッチェルエイ=ラスティの鉄橋




とても広い草原でした。
時々岩肌が見えていましたが、緑の草葉がどこまでも続いていました。

騎士が一人、その道を歩いていました。
その騎士は、斧と言うには刃渡りが長すぎて
槍と言うにはあまりにも重厚な武器を、その騎士は『ソードランス』と呼んでいました。



「・・・おかしいな、動物一匹出てこないとは」

騎士はそう呟きました。
確かにここは草原ですが、ウサギ一匹くらい居てもいいはずです。

「モンスターどころか、動物一匹すら居ないとは・・・
 一体、ここはどうなっているのだ?」

騎士がそう問いかけました。
騎士は一人だけしか居ないので、もちろん答える人は居ません。

「まあ、考えても仕方が無いか・・・。
 武器も、しばらくは使いそうにも無いな。」

騎士はソードランスを、背中の鞘にしまいました。



 今宵の宿か野宿場所を探す道すがら、騎士は一人の老婆に会いました。
辺りに小屋の一軒も無く、あるのは鉄橋の監視塔だけだったので、騎士は不思議に思い
その老婆に声をかけました。

「何故このような場所に居る?」

騎士はそう話を切り出しました。

「私がここに居て悪いかね?」

その老婆は、そう答えました。

「夜になると冷える。
 それに、モンスターや獰猛な動物が出てくるかもしれない。
 何故、町ではなくこんな危険な場所なのだ?」

騎士は目の前の城壁を示唆しながら、老人に問いました。

「危険だからここに居るのさ」
「自殺なら私は止めはしない。
 しかし、ここに居る理由を知りたいとは思う」
「知ってどうするのかね?」
「私に出来る事があれば、何だってやるつもりだ」
「旅人さん、珍しいねぇ。
 そんなお人よし、始めて見るよ。」
「私は人の役に立ちたいから旅をしている。
 お人よしなのではない、騎士としての役目だ。」
「そうかい、なら教えよう。
 私はあの町を守っているのさ」

騎士は驚きました。
こんなボロボロの服を来た老人が・・・?

「ならば問おう。
 私は今からあの町へ行く。
 もしかしたら、あの町で暴力を振るうかもしれない。
 そして、略奪をし人を殺めてしまうかもしれない。
 貴方は、どのようにして私を止めるつもりだ?」

その騎士の問いに老人は、さも当たり前のように答えました。

「町の中を守るのは警察の仕事さ。
 私は、町の外を守っているんだよ。」
「町の外・・・?
 こんな・・・ウサギはおろか、モンスター一匹居ない平原をか?」
「もしかしたら、東の国が攻めてくるかもしれない。
 いや、南の国が攻めて来ないとも限らない。
 私は、諸外国の騎士団からあの町を守るのさ。」

騎士は驚きました。

「一人で何とかなる問題でもあるまい。
 それに、それこそあの町の騎士団に頼めばいい問題ではあるまいか?」

老人は答えます。

「あの町には騎士団は無いんだよ。
 どこも攻めてくる心配が無いから、騎士はいらないとさ。
 でも、私はそうは思わないね。
 『絶対』に攻めて来ないって保障は
 『絶対』に無いんだ。
 『絶対』と言う言葉は、『絶対』にありえないってね。」

騎士は納得したように頷きました。

「お婆さん、私が必要とあらばいつでも御声かけ下さい。」

騎士は老人にひざを折りました。
しかし老人は、それを馬鹿にしたように見下げ

「私はそこまで落ちぶれちゃいない。
 私も騎士のはしくれだ、あの町の為に死ねる奴でないと
 共に戦えないね。」

と言いました。

騎士は心底感服して、老人に別れを告げました。





騎士が町に入ると、衛兵が声をかけてきました。

「騎士様、どうか武器をお捨て下さい。
 この町は平和です。武器なんていりません。」

騎士は衛兵に問いかけました。

「何故、平和だと思うんだ?」

衛兵は笑いながら言いました。

「騎士様も見たでしょう?
 この辺りにはモンスターも動物も居ません。
 もちろん、襲ってくる国もありません。
 そんな町に武器なんて必要があるでしょうか?」

「私は必要だと思う。
 確かにモンスターは見えないが、居ない可能性は0%では無い。
 それに、東の国も南の国も絶対に攻めてこないと言う保障も無い。」

「わが町は東と南の同盟国です。
 まず攻められる事はありません。
 それに、もう50年以上も戦争なんてありはしません。
 勿論、これからもずっと。
 永久に戦争はありません。
 ですから騎士様、武器をお捨て下さい。」

騎士はなおも食い下がります。

「本当に武器は不必要なのか?」

「武器は事件の元です。
 争いの元となるものは全て不必要だと思います。」

「しかし私はまだ旅をするつもりだ。
 武器は使わなければいいだろう、捨てる気はない。」

「騎士様、ならばこの町に永住すればいいじゃないですか。
 安全で平和なこの国に住まない理由がありませんよ。」

「生憎と私は、この槍でしか食う術を知らぬ人間だ。
 今日はもう日が暮れそうだから仕方が無いので泊まるが
 明日の早朝には出て行く。すまなかったな」

騎士は尚も止めようとする衛兵を尻目に
宿を探すために歩き始めた。






「旅人さん、あの入り口に居るお婆さんを見ましたか?」

中年のウェイターが声をかけてきました。
騎士が横に立てかけたソードランスを横目で恐る恐る見ながら。

「ああ、あのボロを纏った老人か?」
「ええ。
 気がおかしかったでしょう?」

騎士は『どこが』、と言う目でウェイターを見た。

「あのお婆さん、元はこの町の騎士長だったんです。
 50年前に南の国が攻めて来た時
 たった一人で敵騎士の半数を殺した、英雄なんです。」

ウェイターは胸を張って答えた。

「しかし、戦争は無くなりました。
 だから騎士団は解散し、その半数は警察官になりました。
 けれど、あのおばあさんはまだ騎士のままなのです。
 狂ってるんですよ・・・・・・平和な今の時代を、平和じゃないってね。」

騎士は少し驚いた素振りを見せましたが
やはり考えは変わらないようでした。

「あの老人はいい考えをしている。
 狂っているのは・・・この町の輩だ。
 平和ボケと言うのは恐ろしいものだな。」
「平和ボケ?
 旦那、それは口が過ぎやしませんか?
 平和である『絶対』の保障があるのに、何故騎士団が必要なのです?」

騎士はソードランスを手に取り、立ち上がりました。

「邪魔したな。
 飯も酒もうまかった。」

食事代の勘定を済ませた後、騎士はまっすぐ宿へ向かいました。
そしてその次の日の早朝、騎士は町を後にしました。




2008.08.23(18:47)|Peaceful Lullaby 関連コメント(0)TOP↑
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生き残りたい。

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チェスも好き。紅茶も愛してる。
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【嫌いなもの】
和風スイーツ(笑)ほぼ全て。きなことかもう大嫌い。
とろけるチーズ嫌い。でもピザのチーズはセーフ。
チーズハンバーグとかチーズバーガーとかはアウト。
後、SFモノの作品もあまり好きじゃない。
和風ファンタジーもあまり好きではないかな。
後、女性の立場を上げよう!って団体も嫌い。もう十分じゃねーか。

正直どちらかと言えば和食派。
肉より魚派。
揚げ物より煮物派。
東京で行ってみたい所は浅草。
旅行に行きたい所は京都。テラへ。
半年以内に叶う夢は甲斐性のある男になる事。
これから先の夢は子供を持つ事。
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