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るべれてん 【 saylus : [根性] 】

[ジョブ]
サラリーマン
フリーライター
見習いカトリック信徒
エクソシスト

[レベル]
21

[称号]
割愛

[HP]
2051 / 5634

[MP]
315 / 645

 

 

 

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 数時間前までは空腹で、汗やら血やらで悪臭を放っていた中年の騎士だったが、今はきちんと
身なりを整えて、どこからどう見ても豪華絢爛な王宮に相応しい風貌をした騎士となっていた。
 セヴランは大きな扉の前で肩の埃やら腰当の傷やらを慎重に調べ上げた後、背筋をピンと伸ばして
目の前の重苦しい扉の両サイドに居る衛兵をちらっと見遣り、扉を開けさせた。
 扉が衛兵二人の手でゆっくりと、重低音を響かせながら開いていく。暫くして完全に扉が開け放されたのを
確認したセヴランは、息を大きく吸い込み叫んだ。


「セヴラン・パテクリッガ・タイユフェール、リット王国兵団長で御座います。
ルーティス・フィッレ・ロズリット国王陛下に謁見したく、参上致しました」


 慇懃に一礼をしてタイとブローチを正しながら面を上げるセヴランに対し、扉の奥の
王座で宰相と談義していた国王陛下が、快活な笑い声と共に言葉を投げかける。


「やぁ、娘のムコを取り損ねた山賊バスターじゃないか。
元気だったか?」

「ええ、そりゃもう元気でしたよ。
陛下に憎まれ口を叩かれ、それにジョークで応報出来るくらいに」


 伸吟を漏らして、セヴランは続ける。


「うちのじゃじゃ馬娘もようやっと普通の娘らしく子を産んで、孫の顔を見せてくれると思いきや。
仲もよさそうだったし、うまく行ったと思ったら相手を斬殺してしまった上に、
『仕事だ、パパ。山賊の本拠地に乗り込むぞ』と、相手の男の首を掲げて血まみれで寝床に来られた
モンですからね。
娘を見習って子作りの為に文字通り精を出そうとした矢先だったので、メランコリーに入りかけましたよ」


 セヴランはほとほと困ったと言うように、盛大にため息をつく。


「でもまぁ、結果オーライでしょうか。
これでミレシア王国への旅路も安全が確保されましたし、他の山賊への見せしめにもなったでしょう。
私の将来の孫と言う多大な犠牲を払った価値はありますよ。
尤も、私は仕事の為に身内を犠牲に出来るような仕事バカではないので、山賊どもにわたくしの心に与えた
多大な傷を癒すための慰謝料をふんだくりたい気持ちでいっぱいですがね」


 目前の国王陛下を恨みがましく一瞬見遣ったが、すぐに面を伏せ跪いた。
非常に機嫌が悪そうにしている兵団長に苦笑した国王は、『こっちへ来い』と言って兵団長を近付けさせた。


「今回は休暇中の仕事だったので、通常の給料に上乗せして特別に褒美をやろう。
お前もきっと喜ぶぞ」


 にやにやと笑う国王を跪いたまま見上げたセヴランも、国王に負けず劣らずのいやらしい笑みを浮かべて答えた。


「その褒美が屋敷か宝石だったら、迷わず質に入れますがね」


 それを聞いた国王は、自信たっぷりに立ち上がってセヴランにつかつかと歩み寄る。
そして兵団長の前に到着すると、自らの顎に手をやりセヴランを見下ろした。


「リット王国兵団の副団長、オリヴァードを連れてこい。話はそれからだ」


 セヴランはきょとんとして、『畏まりました』と短く答えた後、マントを翻して副兵団長を呼びに向かった。







 栗色の髪の毛をタオルでわしゃわしゃと拭きながら、グラストは机上のビスケットに手を伸ばした。
はむっと咥えたままホットミルクの入ったマグカップに手を伸ばし、左手で咥えたビスキュイを口に
押し込んで直ぐにホットミルクで流し込んだ。


「さて、どこから話したものか。
賊をしょっぴく所からか、村に入ったところからか」


 口をもぐもぐと動かしつつ、グラストは顎に手をやり考え込みはじめる。
行儀悪く机上に座ってビスキュイにぱくついていたル・ガルーは、痺れを切らして姉に言った。


「もうっ、ゼンブだよ!最初っからぜーんぶ話してよっ!!


 不機嫌そうにル・ガルーももぐもぐと口を動かしていたが、その様子を見て笑っていたグラスト
に向かって、


「だって、気になるじゃないかっ!
お婿さん探しに行ったと思ったら、お婿さん連れて来なかった代わりに、英雄になって
帰ってきたんだもん。
グラスト姉さんのお婿さんがどんな人だったのかも気になるけど、お婿さん探しが何で
英雄譚になったのさっ?!」


 と吠えた。
グラストは口の中に入っていたビスキュイをホットミルクで全て流し込んで、ル・ガルーの隣に
椅子を引き寄せてそこに腰掛けた。


「そうか、確かにそうだよな。
じゃあ、最初から全て話そうか。
何故婿探しに旅立つ事になったのか、どうして賊を見つけたのか、いかにして賊を片付けたのか」


 机上のポットに手を伸ばし、ホットミルクをマグカップに注ぎ足した後、一口含んで静かに
息を吐いた。


「・・・・・・この話は、長くなるぞ?」


 そう言ってほくそ笑む姉に対し、ル・ガルーは畏まって、『うん、わかった』と短く答えた後、固唾を呑んで姉の話に聞き入った。





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2008.11.16(18:15)|背徳のシュヴァリエコメント(0)TOP↑
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Author:saylus
【HN】
サイラス(saylus)
最近は浩介とも名乗ってます。

【ジョブ】
ニート。
病気療養中、とも言う。
とは言いつつも、ゲームシナリオを書き続けAIONをし続ける日々。
すごく・・・謎ニートです・・・。

【GID治療】
男ホル注射さぼってます。
理由は、お外に出ると一日中頭痛と吐き気が止まらないから。
生き残りたい。

【スペック】
生年月日:平成元年4月28日
年齢:今年で22才
性別:フツーの兄ちゃん
その他:条件、眼鏡等。但しAT車に限る。
身長:ちみっこい
体重:一ヶ月で10kg痩せた
性格:
自称、ただのにーちゃん
他称、悪人、変態、など様々である。

【好きなもの】
おっさんキャラ。特にFF7のシドとうたわれのクロウとFFTのダイスダークは別格。ゼノギアスのジェサイアとシタン先生も好き。
ガタイのいい男キャラ
パラディン/クルセイダー
ROの女プリースト系のスリット
及び、女教授のふんどし。
アルベール・カミュ作品全般
シャルルマーニュ伝説
エッダ、カレワラ、ケルト神話。
ゼノギアスとFF全般
ベルセルクとクレイモア
3と9と11と10-2,12はやった事が無い。
FFTのダイスダークはおれの兄。シドルファスは俺のパパン。
アルルゥとアグリアスたんとゼノギアスのマリアたんとマルーたんと雛苺はおれの嫁。
誰が何と言おうと、死んでもアルルゥと雛苺だけは誰にも渡さん。
チェスも好き。紅茶も愛してる。
アールグレイとダージリンとセイロンウバとアップルティーとカモミールティーは最高だ。

【嫌いなもの】
和風スイーツ(笑)ほぼ全て。きなことかもう大嫌い。
とろけるチーズ嫌い。でもピザのチーズはセーフ。
チーズハンバーグとかチーズバーガーとかはアウト。
後、SFモノの作品もあまり好きじゃない。
和風ファンタジーもあまり好きではないかな。
後、女性の立場を上げよう!って団体も嫌い。もう十分じゃねーか。

正直どちらかと言えば和食派。
肉より魚派。
揚げ物より煮物派。
東京で行ってみたい所は浅草。
旅行に行きたい所は京都。テラへ。
半年以内に叶う夢は甲斐性のある男になる事。
これから先の夢は子供を持つ事。
野望は生涯焼きそばとスパゲッティーとさばみそへの愛を貫く事。しいたけも大好きだよ。愛してるよしいたけ。

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